ヒジョーに気持ち悪かった。久々に祖父母の家に行くと、二人がどこかおかしい？という、王道の老人怖いスリラーかと思いきや、割と変化球。
祖父母がおそらく役者ではないのか、自然すぎる抑揚で話しているのが逆に不自然で妙なゾワゾワが生まれている。ちょっとボケているだけにも見えるし、呪われているようにも見える絶妙なラインをキープ。
謎のシステム（呪い？）について、詳細な説明はないので各自で消化する必要があるが、ここにもう少し納得感があればもっとハマれた気がした。「お前は世の中の事を何も知らない」的な説教臭さもあるが、言うほど芯を食った事を言っていないので、鼻白むところもあり。
主人公以外はほぼ動じないスタイルというのも独特で、雰囲気が嫌。キモコワイ。ずっと肩に何か乗ってるかのように、体感時間が長かった。面白いと思わないが記憶に残りそうな作品。
