Aim

みなに幸あれのAimのレビュー・感想・評価

みなに幸あれ(2023年製作の映画)
2.8
岡山でもやっと放映されとるやんけ!と気付きホラー変態の友人を誘いいざ視聴。

最近のJホラーに対して色々と複雑な気持ちで考えていたので、この作品は割といい刺激になりました。万人向けじゃないホラー、説明を省きお前の解釈で取れよといいながらも割と分かりやすく表現している感じ、気持ち悪さ、意味わからん現象、ふむ…悪くない。(リヴァイ顔)

東京でもうすぐ国家試験を受ける予定の大学生が田舎の祖父母の家に行ったらあれぇ〜?な話。田舎暮らしの私からしたらありふれた風景だったので余計にリアリティを感じました。会話とか、家の作りとか、空気感とか。あと普通に一軒家×清水崇は優勝です。

余談ですが、すっっごい面白いシーンがあって、声出すの我慢したんですけど、ほんとうにあれ面白かったな。。。シュールとホラーてほんと紙一重というか、同じところにあると改めて感じましたね。ええ。

◯主人公がホラー向きで良かったです。
美人でもなく、芋っぽさもありつつ、でも田舎嫌い、みたいな。清水さん、あなたこういう子好きでしょ。知らんけど
◯音がいい怖さだしてた。
夜のばあちゃんちの使ってない2階っていうのはもうそれは怖いんよ。当たり前にうちにもあるけどそれが余計に怖いんよ。そこに向かうまでに軋む音がホラー演出として最高だった。明かり具合も👏
◯気持ち悪い
表現も気持ち悪いし、味噌も気持ち悪いし、どゆこと?なのも多いけど、そこは明示しないから余計にあとに残るので良いよな。
ミッドサマーみのあるキモさもあった。集団心理というか、集団での周知の事実とそうでない者との乖離とか、村という狭いコミュニティでの所業というか。
でもこれが本当に狭いコミュニティだけなのかしらね!て感じもあって👏
◯社会風刺?
この話のベースに社会風刺だとか、人間の本質だとかに触れようとしているのかなとか思った。実際はどうかしらんけど。
予告でもあったけど、年寄りのために若者が犠牲になってるだとか、幸せは誰かの不幸の上に成り立っているだとか。そういう考えというか、そういうのもあると思うので、それを誇張した作品というか、なんというか。劇中で明らかになる「事実」と、自分の「幸せ」との選択とか。

全体的に重さもキモさもホラー要素もそこまで強くないかなって思ったけど、ここからJホラーへの期待が少し高めてもいい…?私…Jホラーを…もう一度信じてもいい…?(潤んだ瞳)みたいになった作品でした。
おわり!

みなに幸あれ〜!
私は幸せになるぞ〜!!!!
Aim

Aim