舞台になってる和歌山加太といえば、若い頃可愛がっていただいた欧州雑貨輸入会社の社長にクルーザーに乗せてもらって釣りに行ったことを思い出す。
結構頻繁にご一緒して(まあご自分はビールでグデングデンなんで操船要員だったんでしょうが)ガシラ釣ったり。
大阪湾から加太の港まで行って、陸に上がって食った炭焼きオクガイの美味かったのが忘れられない…。
でも加太はよもぎもちも有名なんだって映画見て初めて知りました。こちらも食いたい…。
で、肝心の映画。なんかの事情で心をやられてしまった教員が仕事を辞めて友だちの誘いで東京から和歌山にやってきて、緩やかに穏やかに暮らす。その毎日で、でも自己表現は忘れられずに、音声ブログで毎日のあれやこれやを発信しながら地域と繋がっていって、というお話。
緩さが信条ではあっても、決してふまじめではない。主人公の考える「ふまじめ」は逸脱とは違うのよね。
私はタイトルからもっと激しい「ふまじめ」を想像していました。
なので、最終的に主人公が仕事に復帰していくストーリーはちょっと…。
「社会復帰」のためのリハビリテーションとして加太に来たとは思いたくなかったんですが。