このレビューはネタバレを含みます
全宇宙生命体の魂を浄化できるのは緑命水だけなのよ…
序盤こそ息の詰まる物語なのかなと身構えて観ていたが、終わってみればけっこう笑えておもしろかった。
まず、最初にゾッとしたのは、あの庭。
父親好みのガーデンが跡形もなく、全く別の枯山水に。
ホラー映画並にビックリしたかも。
手入れも怠ることなく、毎日しっかりとトンボがけをして模様を作る。
その庭を荒らす、近所の猫ちゃん。
一瞬、猫ちゃんの安否を心配したが、さすがにそこは大丈夫でよかった…。
庭の次に強烈なのが水。
"緑命水"という名の水で、全宇宙生命体の魂を浄化できるらしい。
その緑命水がリビングに、これでもかというぐらい立ち並んでいる。
やりすぎじゃない…?
と、思っていたら、まさかの部屋いっぱいの在庫。こぇーよ。
一見、勝手に失踪して都合が悪くなったら戻ってくる、自分勝手オヤジが悪いように見えるが、どう考えてもあの宗教団体が1番悪いし怖い。
(もちろんオヤジも悪い)
磯村勇斗演じた息子の気持ちはめっちゃわかる。
母親はおかしくなっていくし、父親は失踪。
自分が同じ立場でも、遠く離れて就職したかも。
振り返ってみると、息子はまともだった?
どこか変なところあったっけ。
あと、印象的だったのが、歯ブラシ攻撃のシーン。
これ自体は、他の映画でも似たようなのを観たことがあった気がするけど、やっぱり強烈。
知らぬが仏とは、まさにこの事か…
怖くはなかったけど、おもしろかったのは「親子ね」のやつ。
2人揃って、必死に腕をプルプルさせながら胸元へ…
あんなおっさんにはならないようにしよ…
で、どっちがピーちゃんでよしお?🐢