萩上 直子監督の最新作。
『かもめ食堂』を撮った人とは思えないほど、
サスペンス性に溢れていた。
筒井 真理子さんをはじめ、木野 花さん・安藤 玉恵さん・江口 のりこさん・平岩 紙さん・キムラ 緑子さんと、これでもかと怖い…素敵な方々が登場する。
彼女たちの前では、
さすがの柄本 明さんもたじろいでいてかなり面白い。
光石 研さんのダメ男っぷりが本当にピッタリで、
何度も声に出して笑ってしまった。
無駄な音楽を使うことなく、
感情の高揚に手拍子を持ってくるあたりが、
センスが良くて痺れる。
本当に絶望したとき、
人間は笑うという選択肢を選ぶことを、
強く共感させられる。
彼女の最新作が待ち遠しい。