トールキン

最後まで行くのトールキンのレビュー・感想・評価

最後まで行く(2023年製作の映画)
4.1
ヤバい者とヤバい者同士、そして追い詰められた者同士の共演。緊迫感は緊張感はなかなかのものでオリジナルの韓国版に引けを取らない安定の面白さだった。始まってから2時間があっという間で内容分かってるんだけどずっと見入っていた。オリジナルを見たことある方は分かると思いますが途中からちょっと展開や脚本が変わってましたね。あ、なるほど、こういう展開になっていくのねって感じで中盤以降からさらにグッと引き込まれていった。

内容はシリアスなんだけど岡田准一が演じているからなのかもはやコメディで何度も笑ってしまう。そして、個人的にはW主演と呼んでいいくらいの綾野剛の存在感も凄まじかった。めちゃくちゃバイオレンスであの顔でニタっと笑うともはやホラーでゾクっとなる。
あとどの作品でも大体思うけど柄本明の存在感や貫禄は凄い。「ある男」の時とかと同様に。

話の締め方、終わり方としては個人的にオリジナルの方が好きかな。でもこっちはこっちで良いし全部見終わった後に伏線回収としてあ、そういうことだったのか、ってなる。オリジナルにはないこの演出にはとても関心。
総合的にオリジナルもリメイクの今作もどっちも面白い。
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