このレビューはネタバレを含みます
何から何まで運が無い男
主人公がとにかく運が無さ過ぎる踏んだり蹴ったり過ぎる
綾野剛が不死身過ぎる狂気過ぎる
ほぼゾンビ状態
罪を隠すために色々と手を打った挙句1からやり直しになりそれら全ては最初から手の内だった…
絶望しか無い
最後の奥さんに電話するシーン
奥さんはまさか旦那さんが人を殺め、別の人を殺めかけ、ヤクザに殺めかけられたなんて知らないから年を越してしばらくすると全て明るみになってまた離婚ってなっちゃうんだろうな…とか考えてまた絶望しました
日にちを挟む演出はこの色々な事件が起きすぎたのは年の瀬のたった3日間だということを印象づけてくれ、それがまたさらに絶望へ誘ってくれました
こちら側が「あれ…そもそもなんでヤクザがお金を掴ませてくれるんだっけ…?」となったあたりで丁度どんでん返しが来る
見事でした
実は相手は生きていた一
2台の車が走った上に「最後まで行く」のタイトル
なるほどそういう意味だったんだという伏線回収
主人公に感情移入しまくってしくじりを犯す度こちらが追いやられている気になってハラハラしたい人にオススメです