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霧の中のハリネズミ/霧につつまれたハリネズミのCHEBUNBUNのレビュー・感想・評価

4.1
【レイヤーの匠】

「不思議の国のアリス」等、
ディズニーがアニメ界で残した
技術的功績として、
「レイヤーを使った奥行き表現」
というものがある。

絵を重ねていって、
手前の絵と中間の絵の
動かし幅を若干変えていくことで、
アニメの2次元世界により一層
奥行きを与えることが出来る技術だ

「霧の中のハリネズミ」はその技術
を最大限に活かしていると言えよう。
例えば、ハリネズミが大木を
見上げ、回転するシーンがある。

手前の枝は早く右回りに動いているのに、
大木上部の枝は遅ーく右回りに回る。
人間が当たり前のように見ている景色を
アニメで完全に表現しているといえる。

また、本作は霧の中から動物が
登場する描写がとても上手く、
アニメなのに、「霧」の質感を
感じることが出来る。

長文レビュー↓
http://france-chebunbun.com/2016/12/12/post-9129/
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