課長とヒロシ

神が描くは曲線での課長とヒロシのレビュー・感想・評価

神が描くは曲線で(2022年製作の映画)
4.0
ヒロシ(以下ヒ):はいはい!やってきました「スペインのM・ナイト・シャマラン」こと、どんでん返し系の映画を撮らせたら現在世界No.1ではないかと思えるオリオル・パウロ監督の最新作です!

課長(以下課):監督としては『ロスト・ボディ』、『インビジブル・ゲスト』、『嵐の中で』に続く4作目で、前3作がいずれも神レベルなので当然期待値マックスだな!

ヒ:資産家でもある女探偵が、精神病院で自殺した富豪の息子の死因を調べるために、自ら精神を患ったフリをして病院に潜入するといったストーリーですが、後半部の怒涛のごとく畳み掛ける伏線回収は「さすが!」の一言ですね!

課:精神病という、どんでん返しが作りやすいプロットだが、最後の最後までどっちに転ぶかわからないハラハラ感を2時間半でたっぷり堪能できるぞ!まあ、前作と比べて今回は「捻りすぎた」感じはあるが。

ヒ:笑笑 シャマラン監督もそうですが、だんだん作品の期待値が高まってくなかで、それを上回るサプライズをしようと思うと、少しリアリズムに欠ける面もでてきますよねー

課:ただ、1本の作品としては十分な完成度を誇っているから、本作からオリオル・パウロを観始めた奴はもちろん、前3作鑑賞済みの奴にも楽しめる内容だし、自身の限界を超えようと努力する姿勢は称賛されるものだと思うけどな!、、例えばそんなに点差がつかないのに敢えて4回転に拘って金メダルを逃したバンクーバー五輪のエフゲニー・プルシェンコみたいな、、、。

ヒ:んー、、その比喩も相当「捻りすぎ」だと思いますけどねー(笑笑)

ストーリー 4
キャラクター4
世界観   4
演出・映像 4
音楽    4
曲線過ぎない?度99
課長とヒロシ

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