このレビューはネタバレを含みます
んー、前作と併せて『後日談』という趣が強い。
いや、しっかりどちらも泣いてしまっているので、
決して駄目ではない。
ただ本編の『何故こんな現象が?』からの
『思春期特有のこの感情からかあ』という
レベルEの甲子園に閉じ込められた編みたいな
一種の謎解き感がない(そこは話の軸ではなくなっている。おでかけシスターにはそもそも謎がなかったし)
のと、
ゆめみる少女が壮大で衝撃的でラストシーンが美しすぎるバケモノみたいな作品だったので
どうしても、そこまでの深刻さはない後日談として見てしまう。
ただ、確かにここまでずっと駆けずり回ってきた梓川咲太がようやく肩の荷の重さをぶちまけて、受け入れられて、
麻衣さんにプロポーズまでされたっていうのは
前作の『花楓!お兄ちゃん(たち)がついてるぞ!』
に続く『咲太は頑張ったから泣いていいぞ!』
っていう共感は大いに持てる。
バラバラになった家族が一つになるまでの話として高校生編を捉えることもできますし。
あとは個人的に僕が自分の母親をどうしても受け入れられないのでそこで少し感情移入しづらいところはあったのかも。
にしたって咲太は毎回なんとか今の生活に適応してるのに、すぐに新しいファクターで掻き回されて立て直して、本当にエライよ。
今年、二回湘南に行き、延べ四回は藤沢から鎌倉まで歩いた価値が大いにありました。
そこら中『あ!こないだここ歩いた!』でした。
いつか冬にシーキャンドルのイルミも見たい。
結局ランドセルガールがどういうトリガーで現れる存在だったのか今回は明かされませんでしたね。
パラレルワールドへの誘い?
麻衣さんと咲太の絆の証?
このへんは僕が読み取れてないのかも。
大学生編も勿論楽しみです。