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せかいのおきくのmakeabeelineのレビュー・感想・評価

せかいのおきく(2023年製作の映画)
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完成披露試写会にて!

クソみたいな人生!!!
時代の終わり、1人の人生の終わり、人々のつながり、はじまり。

江戸の地べたこそ青春。所々のカラーフィルムに感情が入り込む…。おきくとちゅうじかわゆい!時代劇や白黒が苦手な人もキャストの明るさや映像の美しさ、画面比率に釘付けになるはずです〜すてきだった!


ノッテルダム映画祭での「いままでの時代劇にはないものが全てある」ってどう言う意味?と思って観ましたが、全くその通りでした。
これはありきたりな褒め言葉じゃなくて海外の方からみた知らない江戸のせかいだったんだな。汚穢屋の少年、寺で字を教える少女がメインで侍や忍者のスタイリッシュさとはかけ離れたいのちのはなし。

佐藤浩市さんが『せかいのおきく』が国際的に求められる「日本像」とのギャップで受け止められないこともある。そこに面白さがある。とおっしゃっていて、映画という芽から沢山の発見があるんだなぁと感心しました。
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