男は行く、娘を連れて妻の仇打ちへ
かつて用心棒としての日々を送っていたコルトン
現在は家庭を持ち、雑貨屋を営み暮らしていた
ある日町から家に帰ると、彼に恨みを抱く何者かによって妻が殺害されていた!
コルトンは報復のため娘を連れ、その足を進めるのだった
ニコラス・ケイジ主演の西部劇
アップになると老いを感じるのが少し寂しい
このコルトンという男は感情の起伏がほとんどなく、娘に対してすら気持ちが見えてきません
幼少期から恐れという感情が欠落していたと彼は語り、周りの子どもの真似をすることで普通を装っていたと娘に語るのです
ニコラス・ケイジの感情を出さない演技も素晴らしかったです
彼が妻に対しては感情を露わにするというのが、また彼の人生を物語っている気がします
そして娘のブルック、彼女も母の死に対しても涙を流せず心が死んでいると語っています
この少女は泣くという行為すらわからないのです
そんな2人が妻の仇打ちに挑むわけですよ
保安官に司法に任せろと諭されても2人は歩を進めます
ド派手な銃撃戦があるとかではないですが、互いに何かが欠けている親子が旅路の中で寄り添っていくのが良かったです
ドラマ性で魅せるタイプの作品ですね
コルトンとブルック2人の気持ちの変化が感じられる様なラストは感動もありました!
家族の繋がりと仇討ちな作品でした