剣々

交渉人の剣々のレビュー・感想・評価

交渉人(1998年製作の映画)
3.8
嵌めたのは誰だ?交渉で全てを暴け

シカゴ警察の凄腕交渉人ダニー・ローマン
ある晩、彼は相棒のネイサンから署内の人間が警察年金基金を横領していると聞かされる
別れた直後にネイサンは殺害され、殺害と横領の罪を着せられダニーは逮捕されてしまう
相棒を殺し自分を嵌めた犯人を探すべく、ダニーは人質をとって籠城してしまう
そして交渉人クリスを相手に指名するのだった

人質交渉人が真相を暴こうとするサスペンスタッチのアクション映画
交渉人と交渉人同士のやり取りが緊張感を駆り立てますね
立てこもりというクローズドな舞台ながら、派手なアクションシーンもあり楽しめました!
頭脳戦みたいな感じかと思いきや思いっきりドンパチやってますね
例え濡れ衣でも、犯人暴くためにここまでやったらもう犯罪者の仲間入りじゃなかろうか

冒頭の交渉人の任務風景からダニーの頭の回転の速さが垣間見えます
リアルタイムで刻一刻と変わる現場で最適解を求め続けるのは並大抵のことじゃないです
同じ交渉人として現れるクリスも同等にかなりキレもので、2人のやり取りには引き込まれました

クリスをケヴィン・スペイシーが演じてるから変にハラハラしちゃいましたよ笑
犯人の主犯格は話の流れ的に想像しやすい人でしたけどね
それでも一体誰が犯人なのかサスペンスチックに進行し、敵味方すらわからないドキドキ感はしっかり楽しめました!

駆け引きから銃撃戦まで盛り沢山な籠城事件を描く作品でした


【雑記】
録画されてた午後ロー鑑賞でした
あからさまにカットされたなって繋ぎ方は笑いましたが、テレビ放送で映画観てる感じがします
妻が気になったのが気づいたら録画されていくシステム笑
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