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658km、陽子の旅のIorIのネタバレレビュー・内容・結末

658km、陽子の旅(2023年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

658km、陽子の旅
監督 熊切和嘉
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42歳、再スタート映画。
一人旅は成長する。
成長するから観てる側も成長する。
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よかったー。面白かったです。
素敵な映画でした。
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ネタバレしちゃいますが
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陽子(菊地凛子)という人間は
自分が生きていればそれでいいという生き方。典型的なコミュ障。
そんな陽子が色んなことが積み重なり、ヒッチハイクへ。
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僕もヒッチハイクを今まで5回やりましたが。
ヒッチハイクは、絶対に人と関わっていかないとゴールには辿りつけないのです。
だからあの陽子のゴール前に乗せてもらった、中学生の男の子の車の台詞。
感動しました。
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個人的なことは置いといて。
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その陽子のヒッチハイクのゴールには、日時が限られていて、間に合わないといけない。
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この設定がまた良い。
これがまた陽子の成長に繋がった。
菊地凛子さんの芝居、監督の熊切さんの演出が良かった。
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オダジョーさんの役も一見、最低なんて思うかもしれないけど。
それでも会いに行く陽子がいるというのは、愛情を注いでもらってたんだろうなと思った。
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20年越しの出会いが。
こんなことになるなんて思ってなかっただろうけど。
オダジョーさんの存在は大きく、そして陽子を成長へと導いた気がします。
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0になって、再スタート。
IorI

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