このレビューはネタバレを含みます
深い傷が癒えず、何も手に付かなかった。
ぼんやりとU-NEXTを開き、レンタルをして、真夜中に暗い部屋で視聴を開始した。
自分の父親と同じ死因、大動脈解離。
父親との葛藤、それでも近くに父を感じてしまうこと。
浜辺で痛いと叫び、起き上がり荒い波を眺める場面に差し掛かった時、ああ、やはり私を救ってくれるのは映画だ…と涙がこぼれた。
音楽と共にじんわりと身体にしみた。
23歳頃に『トレジャーハンター・クミコ』を観てから好きになった菊地凛子。
またこの映画で、好きになった。
好きな映画でした。