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658km、陽子の旅のRのネタバレレビュー・内容・結末

658km、陽子の旅(2023年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

深い傷が癒えず、何も手に付かなかった。
ぼんやりとU-NEXTを開き、レンタルをして、真夜中に暗い部屋で視聴を開始した。

自分の父親と同じ死因、大動脈解離。
父親との葛藤、それでも近くに父を感じてしまうこと。
浜辺で痛いと叫び、起き上がり荒い波を眺める場面に差し掛かった時、ああ、やはり私を救ってくれるのは映画だ…と涙がこぼれた。

音楽と共にじんわりと身体にしみた。

23歳頃に『トレジャーハンター・クミコ』を観てから好きになった菊地凛子。
またこの映画で、好きになった。

好きな映画でした。
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