世界的に有名なドイツのレーシングドライバー、ミヒャエルが自動車レースの世界記録を更新し、アメリカから帰国したところから映画が始まる。
ベルリンの空港で彼を待つ報道陣と彼の妻で有名な映画女優カーチャ。
喜びも束の間で、ミヒャエルは次のレースを控え、レーシングカーの点検に行き、友人のツェーガーと友人の同僚エンヤに会い、タービン改良の話をする。
そこから話が展開していき、カーチャはミヒャエルの仕事仲間エンヤに嫉妬し、ミヒャエルはレースで事故を起こし、カーチャは去り、友人ツェーガーもミヒャエルに連絡を取ろうとはせず、結局、エンヤだけがミヒャエルの支えとなり、新たに飛行機事業の世界へと挑戦する。

仕事におけるパートナーとして、ミヒャエルとエンヤは飛行機事業に乗り出し、ミヒャエルはドイツから飛び立ち、途中、悪天候があり音信不通となるが、遂にアメリカ大陸・ニューヨークの上空へ到達する！
ドイツでは、エンヤと技師仲間が諦めた感じでそれでもミヒャエルからの連絡を待っている。そして無線がピーピーと鳴り、ミヒャエルと繋がり、皆大喜び。
ミヒャエルは、アメリカ大陸の上空を飛びながら感慨深げな顔をする。
そして無線から…
ミヒャエル「素晴らしい考えがあるんだけど！」
エンヤ「いったい何？！」
ミヒャエル「簡潔に言うと…！」
エンヤ「えぇ！」
ミヒャエル「結婚しよう！」
エンヤの喜びの表情のアップ
ミヒャエル「賛成かい？！」
エンヤ「Ja! Ja!! Ja!!!」
エンヤがとっても嬉しそうに“Ja“(Yes)を3回も言って、周りの技師仲間も祝福し大団円！！

なんとも感動的な映画だった！
1ヶ月前ごろより、1930年代から40年代のナチス時代のドイツ映画が、毎日YouTubeへアップされるようになった！！ジャンルとしては、ホームドラマ、メロドラマ、コメディ、歴史もの、伝記ものかしら。
ドイツ語字幕も英語字幕も付いていないので、一番苦手なドイツ語の聴き取り“Hören“で対応するしかないのだが…、これがなかなか自分には難しい笑　Schreiben、Sprechen、Lesenには抵抗がないのだが…。映画鑑賞では、Hörenが苦手だと辛いな笑
しかし、映画だから、科白についていけなくともなんとか理解することができる笑
まぁ！高潔な美ドロテア・ヴィークを拝顔できるだけで幸せだ！

※キネマ旬報(534)1935-03
海外通信『鋼鐡の光』として紹介