2019年、アメリカ合衆国のTV映画。ラウロ・チャートランド・デルバジェ監督、リンジー・ハートリー、ジェイソン＝シェーン・スコット脚本によるスリラー。
すべては二年前の交通事故、加害者側でありながら流産して子ども産めない体になった女性ジェシカさん、夫への暴力行為と接近禁止命令により養子縁組も叶わず絶望。
他方、被害者側のアンバーさんは夫カイルと幸せな日々を送っている模様、さらに、めでたくご懐妊、その事実を知ったジェシカによる復讐計画が始まるのでありました。
ジェシカ役を演じるのは、Sarah Minnichさん。"allcinema"データベースによればセーラ・ミニック、"Filmarks"ではサラ・ミニッチとの表記、どちらが正しいのかと思っておりましたら、Youtubeのインタビュー動画でご本人が明言しておられました。正しくは「サラ・ミニック」さんとお読みするようです。
メリハリの利いた演技をなされる素敵なお方でございます。数々の悪に手を染めるジェシカさんですが、エンディングの演出には深い切なさを覚えました。
二年前の交通事故ですが、ジェシカさんの方が加害割合の多い設定となっております。そうることで、善対悪の非常に分かりやすい構図になるわけですが、逆の設定をすることで物語としての深みが増すようにも思います。
