このレビューはネタバレを含みます
これが駿さんの遺作になるかもしれないので、身重の身体ですが体調見合いでスクリーンで初日に鑑賞。
前予告も情報も一切なしだったが、どんな結果であれジブリファンだし後悔しないと思ったので。観てきたばかりのとりとめのないネタバレ含む感想をかく。
まず、駿さんの画をみれたことが感動。
本当に画が活きている。涙が出そうだった。わらわらという生き物がポップで意外だった。木霊が現代版に進化したかんじ?生まれる前の子供として表現されてて泣きそうになった。
やはり、映画はわかりやすいテーマやコンセプトがいいと思った。今作はわかりにくい。
読者に委ねる形式はジブリという子供向け(駿さんは子供に向けた映画を作ってると思うので)には合わないし、謎解きみたいな気持ちでみてて若干疲れた。
結局あれはなんだったのかというモノが多すぎる。
風立ちぬの方がよほどわかりやすかった。
エンドロールで沢山の若い有名人が声優として参加してるのを知ってちょっと驚き。キムタクだけ声優はわかった、やはりうまい。
鳥やカエルが大量に出てくるシーンは人によってはトラウマになると思う。
食べ物のシーンはさすがこちらも食べたくなるくらい美味しそうに描かれていた。
結局なぜ夏子さんは黄泉の国?に行ったのかもわからない、青鷺の正体も不明(しかも見知らぬおじさん)、真人は学校に行きたくなくて自分で怪我を負ったのか、石は悪なのか、最後なぜヒミとキリコさんが同じドアへ出たのか、書いたらキリがないくらいの謎が解かれないまま終わってしまって、多分鑑賞した人ほぼ頭の中の整理がつかずエンドロールという感じだったと思う。
あとこれまでのジブリアニメを彷彿とさせるような描写や構図があるように見えて懐かしくて泣きそうになった。
また追い書きするかもしれない。
結論としてはストーリーは微妙だったけど、絵は最高なので駿さんの新作をスクリーンで見れたことに満足でした
(追記)中盤〜後半は、人の夢(駿さん?)を覗いているような白昼夢みたいな映画だった。
真人が弓矢をつくってるところはアシタカだなと思った。ジブリで、何かを見つけた時にキャラが大きな瞬きをするシーンが大好きなので今回見れてよかった。