唐突に訪れた別れの刻
脳裏に焼き付いて離れない忘却の空
慣れない環境と手を焼く群像
何も言えないまま何も出来ないまま
無力感にさいなまれ無気力に寄り添う
自傷行為をしながらも路傍に迷走
そんな中で偶発する新しい生命
妙な動きを見せる"アオサギ"の存在
生きていく中で自らの進路を決定する
それは誰もが必ず通る道である
だが自分自身ではどうにもならない
宿命もまた然り
抗う術もなくただ身を任せる他ない
本能に囲まれた箱庭の中で
ただ助けたいと願う自責の念
過去に囚われずに今をどう生きるか
答えを導き出すのは当人のみぞ知る所である