鶴

君たちはどう生きるかの鶴のネタバレレビュー・内容・結末

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

おや?と思ったこと(マイナスな意味ではなくあれ?ジブリこんなんだっけ?と単純に思った事。意図的なのかも)
・無味無臭の主人公の声優
・久石譲の音楽の印象の無さ

⭐︎個人的には宮崎駿版、不思議の国のアリスという所感

鑑賞中、子供の時楽しめてた作品が大人になると嫌いにはならないが子供の時ほど楽しくはなくなるような、進んで観なくなるような自分がいるのを思い出した。
私は鑑賞する側でしかないが、監督も自身の創作にしろ他人の作品を鑑賞するにしろ、そのような葛藤を年齢を経て抱いているのだろうかと、あの世界の石を積み上げているくだりでぼんやり思った。
楽しめていたはずのものがそうではなくなる。人生が創作活動であったであろう監督の視点には立てないので凡人のただの戯言ではあるが、また時間が経ってから忘れた頃に見返してみたいと思う作品。

Twitterなどでの考察を読んでから
以下自分なりの噛み砕いた解釈
・石=作品
・城の主人=監督
・主人公の母(ひみ?)=過去の監督の作品

原作をそういえば読んでいないので機会があれば読んでみたい。


2023/7/21 加筆

さまざまな考察があり、これだけ考える事を要求される映画はジブリでは初めてなのでは?と思いました。今までは作品が手を引っ張ってくれていたが、今回の作品は途中までは引っ張ってくれるけどそこから先は自分の足で歩きなさいとでも言わんばかりのような。
1番納得のいった考察は、あの塔がスタジオジブリで大叔父が宮崎駿監督、その周りに暮らす鳥類は…スタジオで働く人々や鈴木pじゃない?という考察でした。youtubeの夜のおまけというチャンネルの考察動画が一番ストンときました。主人公は、若い頃の宮崎駿であり、息子であり…様々な側面があるのであのような無味無臭の声優になったかなと納得しました。
またこれらを踏まえていつか見返したいです。
鶴