Erina

君たちはどう生きるかのErinaのネタバレレビュー・内容・結末

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

1回だけ観た個人的な私見であり、勝手な仮説です。


顕在意識と潜在意識、輪廻転生、パラレル、霊界、中間生、多次元、宇宙、インナーチャイルドなど、スピリチュアルや精神世界などのお話が盛り沢山だと感じました。

主人公の眞人は、宮﨑駿さんの幼少期がモデルではないかと思います。

本来は活発で厳しくも心優しいが、結核を患いベットに寝たきりが多かったという宮﨑駿さんのお母様への、
時空や次元を超えたラブレターのように思いました。

宮﨑駿さんのお父様の働く会社では、
戦中に零戦など軍用機の部品を組み立てていたことから、そのおかげで戦中でも周りとは違い裕福に過ごしたことなどへの様々な後ろめたさ、
病弱なお母様に甘えることのできなかった寂しさなど、
宮﨑駿さんのインナーチャイルド(傷ついた幼い頃の自分)を癒すために、潜在意識に深く深く潜っていく壮大な冒険であり、
遺言なのかもしれません。


大きなお墓の門に書かれていた文字
"我を学ぶ者は死す"

大きなお墓は、大叔父さんのように
この世界を創造し、バランスを保つことを継いできた者たち(創造主や神様?)のお墓か、
滅んでしまった世界のお墓か…

その者たちから学ぶものは死ぬ(私と同じようなことをする者は滅ぶ)

戦争(過ち)を繰り返すな
みたいな意味にも感じました。違うかなぁ…



私を真似たり同じことをするのではなく
自分らしく新しい創造、創作をしろ
まったく新しい世界を創れ!

私はこう生きた
君たちはどう生きるか

という、宮﨑駿さんからのメッセージかもしれないですね。



いろんな考察のできる
素晴らしい作品を
この世界、この時代に生み出してくださり
本当にありがとうございます。
Erina

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