あられ

君たちはどう生きるかのあられのネタバレレビュー・内容・結末

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

恥ずかしながらジブリ作品は、今まで3つくらいしかみたことがなかった。どこかポップで、ファンタジー地味たもののように見えて、あまり興味が湧かなかったから。
(ほんとうはそうじゃないのかもしれないけど)

一風変わった宣伝方式に釣られて、何も事前情報を入れずに、映画館へ足を運んでみた。
はじめて劇場でみたジブリ映画がこの映画でよかった。

それは「葛藤」を体現した物語だった。葛藤しているのは主人公なのか、継母なのか、あるいは宮崎駿監督、見ている人すべてなのか。
絵も音楽も、全てが綺麗なのは変わらないんだろうけど、核のメッセージとその伝え方は、ファンタジー要素を残しつつも、今までのものと少し違うんじゃないかなと思った。

あと思ったのは、ちびっこたちはどう感じたんだろう。
知人が小さい頃、ラピュタを観て、女の子は男の子が守らなきゃいけない(今のご時世ではそうとも限らないかもしれないけど)と学んだと言っていた。
後ろの席で観ていたちびっこは、感動した、とだけ言っていたけども。
現代のちびっこたちは何を学び、どう思うのか、気になった。

ジブリの他の作品、宮崎駿監督の歴史、そしてこの映画の題材となってる原作を読んでからもう一度観てみたい。
あられ

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