このレビューはネタバレを含みます
ジジイがなんとか積み木のバランスを取る事で、1日1日を紡いできた永遠の世界でも、わらわらは食べられペリカンは呪われていると感じていて。
最後あの世界は壊れてしまったけど、破壊の中にも再生があり、住む場所を追われ逃げ惑うインコもいるし、やっとあの島を出て自由に生きるペリカンもいる。
きっと悪意の無い石で一から作った完璧な世界でも、良い面もあれば嫌な面も絶対出てくる。
その自分の中にある多面性（善良な母親であろうとしたなつ子さんが眞人に「大っ嫌い！」と言うシーンや眞人が自分つけた傷を「悪意の象徴」と認めたシーン等）
を受け入れる事が人生なのかもしれないねぇ、、、、
と色々考える事とかあったけど、正直全然わかんねーーーーーー！！！！
だってぜーーーんぶ駿の話だから！！！
駿にしか分からないんだよな！！！！！
誰にも分かってもらえないと言う孤独と分かって欲しいと思う気持ちの昇華が、ここまで魅力的な作品へと押し上げていると思うんだけどね！！！！！！
（ここは庵野と通づる物を感じる、特にシンエヴァ）
唯一言えることは宮崎駿が自分の中に渦巻く感情を82歳になってもこれだけアウトプット出来るって事にただひたすらの尊敬。
私が80歳くらいになった時こんなに人として魅力的でいられるのか、、と考えて少し泣いた。
インプットを積極的に我々も素敵なおじいちゃんになろう👴✨
