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君たちはどう生きるかのMTのネタバレレビュー・内容・結末

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

高次元過ぎた…
ホーリーマウンテンみたいな異次元・異空間を彷彿させられました
ゴダールの最後期が破茶滅茶だったように、宮崎駿もこの次元まで来たのね…という感じ

下品な意味ではなく、ワラワラは精子の比喩で、よく「赤ちゃんはコウノトリさんが運んでくる」って言われるけれど違う種類の鳥類がそれを邪魔したり食べてしまっているのかなと思った
それを含めて鳥類はかなり大きなキーワード

大叔父に汚れのない13個の石を積み重ねてこの世界をより良くしてくれ(細かな言葉は記憶が曖昧)、と言われても真人がそうしなかったのは、
自分にも悪意があることを受け入れた上で、決して純白だけではないこの世界を生きていく、という決意を感じました

最近は人間ドラマ系の映画を見過ぎていたせいで、前半は「これはきっとあの隠喩かな…」とか考えすぎてしまってた
けど後半になっていくにつれどんどん高次元な展開になり理解に苦しみ始めた頃、トトロだってもののけ姫だって架空の生物が出てきて滅茶苦茶と言えば滅茶苦茶だし一般人には到底創作できないストーリーなんだから、「昔みたいに考察なんかせず純粋に楽しもう!」と諦めながら吹っ切れて、そうするとすごく素直な気持ちで楽しめました
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