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君たちはどう生きるかのhiyoriのネタバレレビュー・内容・結末

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

宮﨑駿作品を映画館で、しかも事前情報なしでみれるという体験に感謝…。

最初の感想は「なんかすごいものみた」のだけど、言語化できない自分が情けないと思いつつ、一晩寝かせてみて、好きだったシーンを備忘的に残します。(散文)


大叔父さんのこと、大叔父さんの世界が好きだったであろうヒミが、そんな自分の世界を離れてでも元のいた世界に戻る、自分が戦火に飲み込まれて亡くなる運命がわかっていても。
そのたった一つの理由がマヒトに会いたいからという理由、それこそ「ヒミ(お母さん)がどう生きたか」をマヒトに証明するシーンがカッコ良すぎて。

「結局人生て死ぬ時に最高でした!って言えるかどうかだよね」的な話を昨日まさにしていて、結局やりたいことなんて無限大にあるわけで、あぁなれたら良かったな〜とか27歳で既に感じてるから、死ぬ時にも「もしこっちの人生を歩んでたら」なんてたくさん思う気がしていて(マルチバース的な)、しかもヒミの場合なんてマルチバースを選べる、あんな沢山のドアが目の前にある状況で…。

そんな時に自分なら今の世界に戻れるかな?って考えると、自分が戻りたいと思う、自分が好きな自分になれる生き方をしたいって改めて思わせてくれるシーンだった。

自分の生き方を後悔しない、人生のテーマだったはずなんだけど、若干忘れかけていたので思い出させてくれた映画でした。
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