カサブランカ

君たちはどう生きるかのカサブランカのネタバレレビュー・内容・結末

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

初感、わかんねえすげえ!でした。
多分回数を重ねて理解していくやつ。
何がネタバレになるのかわからなすぎるが、マヒトの母が送った[君たちはどう生きるか]を読む前と読んだ後の2部構成だと思っている。あれを読んで自分を見つめ直したマヒトってのを描いた話だと思った…んだけど、異論は認める。多分正解がないやつなんだろうとは思うけど4年もかかってたならたくさんの何かがこれからもありそうなので長いおつきあいになりそうです。

戦時中の少年っていう立ち位置がそもそも感情を表に出さないのを前提にしているのでわかりにくいと思った気がする。大人の言うことには"はい"って言うし蛮行もわかりやすくはしないし。
わかりやすいところだと後に"悪意"って自分で言ってた行為とか、細かい所だとご飯をまずいって言ったり会話がなかったり、そういった遠回しな反抗があったけども、本を読んだ上で、自分はどうあるべきか。それこそどう生きるか。という所に辿り着いた時自分の行いに反省もしくはやり直す機を伺っていたように思う。

今までのジブリで主人公の感情によってストーリーが進む話だと、千尋とか、メイちゃんとか、キキとか、喜怒哀楽がわかりやすいキャラクターが多いように感じたため
マヒト君のように感情を表に出さないタイプの主人公の気持ちの変化で話が進むというのが難しく感じました。

大叔父の世界線というのがまだ謎が私の中で多く、結局あの世界は無くなってしまったわけでそれでも問題なく世界が回っていました。
そもそもあの積み木の中に丸い積み木が選択肢にあるのが鬼畜だなと思ったけど、それが世界の歴史と考えると納得できたので面白い。

夏子さんがお産を向こうでしたかったのはマヒト君を後継者にするのは可哀想だから私のお腹の子を犠牲にするわとかそんな感じだと思ったけど、書きながらわからなすぎて死ぬ時に見返したい。初めて見た時こんなこと思ってたんだ記録としてみたい。

1日も持たないと言ってたのは大叔父の世界のことだろうし、その世界はすでに多くをインコに支配されつつあり、そこには幼い久子もいる。事実としては捉えられてるはずなのにそこから先がうまく掴めない。
舞台が戦時中だったことにも意味はあるのだろうか。
なぜ大叔父はあの世界を維持させたかったのか。
そういえば死者の世界だった。
あの世界自体本当に本を読みすぎた大叔父の大フィクションだったとか?
なんか見逃してんだろうなあ。

早く理解して最初見た時はわかんなかったわ〜って言いたい!!!

終わり方も戦争が終わってまた東京に帰った。ってナレーション終わりなのも全然理由わかんない。一夏の思い出だったとでも言いたいの?絶対違うなこれ。