このレビューはネタバレを含みます
広告がない、映画。それが広告なのでは。
ネタバレになるからいえない。
広告やネタバレがあらゆる作品の事前情報になり、本来の映画を体感できたような気がした。
予告や世論をみたりきいたりしなくても、日本の映画は特に映画ポスターに過剰に盛り込んだ"情報"が描かれている。
鳥に見えた、今回の映画ポスターは果たして鳥なのか、耳をすませばのバロンのような凛々しさもある。トリムされた構図によって目はどこなのかそもそも生き物なのか…。
またタイトルフォントのあまり見慣れない昭和を感じるフォルム、そしてやや濃い目の赤色をつかったフォントは何を表しているのだろうか。
見る前から想像を膨らまさせてくれる。
本編
火災シーンの燃えゆく瓦礫に飛び込んでいく子ども目線の恐怖が秀逸に描かれていた。亡くなる前のを悲しさや儚さ、色々なぐちゃぐちゃが炎のうねりと一緒に記憶となって消えていく。
つづく。
