黒蜜きな子

君たちはどう生きるかの黒蜜きな子のレビュー・感想・評価

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
5.0
「宮崎駿」というアート作品でした。
ゴッホのひまわりのごとく展示されたその作品は観る人にはとても感銘を受けるものだけれど、過去や歴史を知らなければただのひまわりで、一瞬見て帰る人もいる。
俺はこう生きてきた、という形をアニメーションに遺しただけ。
タイトル通りじゃん。
他人の人生をなぞることのつまらなさを教えてくれているじゃん。
もちろんメッセージだけは強いし共感できる人はたくさんいるんじゃないかな。

今度はどんな風に楽しませてくれるかな?と期待して観に行った人は残念がってた。

これは読み取ろうとする人間にしかわからない、つまり自分で考えながら観る映画。
ストーリー的な正解はなく、主人公になりきり、主人公の目を通した他のキャラクターの見方と現実の社会や周りの人間をリンクさせるとわかりやすい。
黒蜜きな子

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