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君たちはどう生きるかのnnnnnのネタバレレビュー・内容・結末

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

遺作であることを意識して見ると、面白くも見えてこないこともない。…みたいな、素直に面白いと言えない作品だった。ストーリーより、伝えたいこと表したいことを優先させている。この要素には、このメッセージが込められている、と読み解いていくのは面白い。ストーリーがもっと滑らかだったらよかったら観やすかったのに…。(改めて、千と千尋はすごいバランス…)普通に見ていると、「描きたいものの詰め合わせ」で、場面転換が多く、何がやりたいのかわからない。

以下、妹の殴り書き考察に殴り書き返事したやつ
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妹:白いやつらが飛んでいって上の世界で生まれるって言うのは、生き物として生まれるんじゃなくて作品として生まれるってことなんじゃないか
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わらわらは、宮崎駿作品を見て育った子供たちじゃないかしらね?ジブリ作品を見て、感受性や想像力が熟して、あの世界(宮崎駿の世界)を卒業して、自分の世界を作るクリエーターになっていく。
「最近は飛べなかった」は、そのまんま「近頃若い監督が育っている気がしなかったが、最近になって飛んでいる若者が増えたような気がする」と言うことかな?駿さんは誰を見て「飛んでいるな」と希望を持ったんだろうね〜(もしくは飛べてないから飛んでほしいという希望論)
となると、ワラワラを食べる白いペリカンは何?
そもそもあの世界で翼を持つことの意味は何?
ペリカンは「外からこの地獄に連れてこられた」「上へ上へとんでもこの世界から出られない」と言っていたね。
翼を持っている=創作能力とか、もっと単純な生きる力とか、さらに単純に「力」をあらわしているのかな?
そうだとして、ペリカンは「力があるのに、宮崎駿を抜けられない、追い越せない、自分の世界を作ることができない作家たち」じゃないかな?まだこれから何にでもなれるわらわらたち(子供たち)を食い潰す大人でもある。
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