高畑勲監督は少女の成長というテーマを通して、人々を応援する映画の極地に達しました。この映画で宮崎駿監督は、家族をテーマとして、現代への問題提起をする映画の極地に達したと思いました。おそらく、これが宮崎駿監督の集大成でしょう。
宮崎駿監督が幼少期から抱えていた葛藤を全面に表し、映画の時代設定に合わせた形で見事に表現しきったと思います。
よく分からなかったという感想を聞いた上で鑑賞したのですが、テーマは一貫していたので、これまでの宮崎駿監督映画の中では比較的分かりやすいものだったと思います。
君たちはどう生きるのか、タイトルそのものが宮崎駿監督の問いかけなのでしょう。
