このレビューはネタバレを含みます
あとで編集するけど取り急ぎ記録
ヒミかっこいい!!かわいい!!好き!
青鷺の別世界への誘いがあったあたりでもしかしてこれファンタジー?って気づいてからすっごい心が昂った。
ちょっとこわいけどわくわくする、美しくて不思議な世界への冒険。
小さい頃に吸い込まれた児童書の世界のようで、これこれ!!ってなった。
この映画はそういう宮崎駿が見せたかった世界を目一杯表現することに真髄がある気がした。今までのジブリ作品の要素が散りばめられ出し切られ、宮崎駿のメッセージであろうものもあり、まさに総括のような映画になっていて、宮崎さんやっぱりこれで終わりですか…って寂しくなった。
タイトルは
『僕はこう生きた』お前たちはどう生きる?
ってことなのかな
宣伝せず、グッズもほぼないのも商業的な要素を削ってただ楽しんで欲しいだけなんだ!という意思を体現したのだなとすら思うような(実情はわからない)、童心に帰る楽しい映画だった。
美しく平和な世界がつくられた虚構でも、世の中がそうあるように願う人が居るだけでありがたいなと思ってちょっと泣いた。
ヒミが死ぬとわかっても眞人に会うために生まれようとするたくましさと愛に泣いた。
あと青鷺が菅田将暉だったのめちゃくちゃびっくりした。すっごい良い演技だった。
色々考察したいところあるけど、とりあえずお屋敷の階段にいたおじさん誰
------
追記
塔の中は眞人の幻想であり、映画を通して
「現実から逃避するために作られた虚構の世界から飛び出し、現実を生きていくこと」
を表現している、
というレビューがかなり腑に落ちた。
虚構=宮崎駿が描いてきたアニメーションの表現がこれでもかと展開される塔 は破壊されるべきものとして破壊される。
この映画が観客に向けて「こんなの見てないで現実を生きた方がいいよ」的なメッセージを投げかけているという解釈で合ってたら、宮崎駿はどんだけ真面目で理想家なんだろうと思う。ジブリ映画ほど影響力が強くなるとそう思いもするのかな…でもやっぱり真面目だと思う…