このレビューはネタバレを含みます
鈴木敏夫が「もう宮さんの好きなようにやりなよ」って言って完成した感じ
内容は主人公が母の死を受け入れるまでの物語
宮崎駿作品は運命を背負って生と死にどう向き合うかみたいな話が多いイメージだけど、今作では同じテーマでありつつも、ミニマルかつパーソナルな作り
宮崎駿自身も主人公と出自が似てる上、お母さんが結核で長いこといなかったらしくて、言われてみればトトロと風立ちぬもそう言う要素があるなと思った
大叔父の跡を継いで新しい世界の王になることは興味なくて、現実に帰るってところで世界がどうなろうと構わないような姿勢が珍しい印象
過去作のオマージュっぽい演出も多くてよかった
インコの大王あたりキャラデザがスタジオ地図っぽいと思ったら作画協力してるらしい