こーだいさんの映画レビュー・感想・評価

こーだい

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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.9

前作より壮大だし大作らしい盛り上がりもあって見応えがあった
中盤までキリスト教色の強さが印象的
スターウォーズが設定面で影響受けてたのがよくわかった
ティモシーシャラメの演技が上手くなった気がする
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.8

人種観のステレオタイプに対する皮肉の効いたコメディ
導入のドラマが丁寧なのと、ラストの驚きが印象的だった
登場人物の平均年齢がかなり高いけど、ロレインがすごく素敵なキャラ

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.9

自分の人生がバッドエンドだとしても、この映画みたいにラストはダンスシーンで終わらせたい

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.2

現時点で今年イチよかった
監督の過去作から難解そうなイメージだったけど、意外とセリフも多くてわかりやすいし真っ当なテーマでかなり見やすかった

ある意味で常識とか社会性がない女性が人間(主に男性)の醜
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.5

予告見ておもしろそうだったけど、内容自体は仰天ニュースみたいな感じで、どんでん返しもなく淡々と裁判が続くのが印象的だった
犬のスヌープがだいぶ体張っててベストアクトです
BRUTUSみたいな某企画みた
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ミス・アメリカーナ(2020年製作の映画)

3.8

この前行ったthe eras tourの余韻で鑑賞
デビューしてから常にキャリアのピークを更新し続けるテイラーをLoverのリリース周辺にフォーカスしたドキュメンタリー

テイラーの原動力と転換点には
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僕らの世界が交わるまで(2022年製作の映画)

3.9

ジェシーアイゼンバーグの初監督作
まさに原題と邦題をセットにしたような内容

DV被害者の避難シェルターで働く母エブリンと、気になる女の子目当てで政治を知ったかぶりする息子ジギーが、世のためみたいな偽
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.7

無口な平山は他者との関わりを極力排除して、淡々としたルーティンの中で自分だけで小さな幸せを積み重ねる日々を送ってたけど、少しずつ周りとの関わりが濃くなって嬉しさと悲しさが混ざったラストの笑顔と涙が印象>>続きを読む

Saltburn(2023年製作の映画)

3.8

バリーコーガンの不気味さを堪能する映画
お前は蛾だってセリフがぴったりで、明るいものに吸い寄せられてバタバタするキモさを感じた
ラストシーンはめちゃくちゃ気持ち悪くて最高だった
全て計画通りみたいな顔
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終わらない週末(2023年製作の映画)

3.5

年末になるとNetflixで終末映画が配信されるよね

続きが気になる展開ではあるけど、長いし絶賛されてるほどではなかった

Renaissance: A Film by Beyoncé(2023年製作の映画)

5.0

コロナ禍以降のエンタメ業界で指折りのビッグイベントでもあるビヨンセのRENAISSANCE WORLD TOURのドキュメンタリーフィルム
最高すぎるので、ビヨンセ知らない人にこそ見てほしい
映画館の
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コンフィデンスマンJP ロマンス編(2019年製作の映画)

3.8

ピンチかと思いきや実は全て計画通りっていうスカッとする展開が最高
竹内結子に三浦春馬と(東出くんも)もう見れない面々が良い演技してるのも魅力

イカボード先生のこわい森の夜/イカボードとトード氏(1949年製作の映画)

3.1

やたらディズニーファンからの支持が高い映画
イッカボー♪イッカボー♪ミスタトォーゥ♪ってテーマソングがめっちゃ耳に残る
トムジェリみたいな昔ながらのドタバタシーンが楽しい

マイ・エレメント(2023年製作の映画)

4.0

お互いの手を触れ合うシーン良すぎて泣いちゃった
ラストの壺のシーン実写かと思うくらいCGがリアル

バービー(2023年製作の映画)

3.6

個人的には期待は超えなかったものの、2020年代のポップカルチャー史に残る作品だと思う

バービーとケンが人間の世界に行ったらそれぞれカルチャーショックを受けてバービーワールドにも影響が、、って展開は
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

鈴木敏夫が「もう宮さんの好きなようにやりなよ」って言って完成した感じ

内容は主人公が母の死を受け入れるまでの物語
宮崎駿作品は運命を背負って生と死にどう向き合うかみたいな話が多いイメージだけど、今作
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リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

3.6

Part of Your Worldのメロディが随所で流れるたびに感情が高ぶってくるし、アランメンケン天才です

個人的にはアースラがビジュも歌声もよくて最高だった
フランダーに関してはリアル魚がショ
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.5

SFスリラーっぽく見えるけど難解
ジョーダンピールのアイデンティティを反映した社会派な過去の作風からも意図が読み取りづらい

備忘メモ
目を合わせると襲われる
カメラには映らない未確認物体
やたら暗く
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ヴィレッジ(2023年製作の映画)

3.3

藤井道人らしい作品だけど掘り下げが浅い印象
繰り返される能のフレーズ通りの展開だったけど、最初夢オチかと思った

横浜流星はこういう路線やりたそうだけど、声質が優しいからヤサグレ感がまだ出づらい感じあ
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.6

大好きだった前作から待つこと4年、、公開初日に見ました

コミック調のバチバチカッコいいグラフィックを2時間半も楽しめて大満足です
どこを切り取っても絵になるようなシーンばかり
しかもサントラは最近勢
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羅生門(1950年製作の映画)

3.5

是枝監督の怪物みたいな1つの出来事を複数視点で描く映画はこの映画が最初らしい

人間とはなんと自分勝手なんだという嘆きの映画

演劇っぽい大袈裟すぎる演技が印象的
三船敏郎が野生味溢れすぎてオモロいん
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怪物(2023年製作の映画)

4.6

前半に散りばめた不穏な伏線を回収していく脚本で引き込まれた
母親、先生、息子の3つの視点を通して、ディスコミュニケーションによるボタンの掛け違えであること、怪物だと思っていた人物が悪くないことがわかっ
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カモン カモン(2021年製作の映画)

3.9

おじさんと風変わりな甥の友情をベースに子供へのインタビューを挟んだヒューマンドラマ
達観した子供の意見から人生のヒントになる言葉が盛り込まれた良作
躓いた時にまた見返したい

AIR/エア(2023年製作の映画)

3.8

US版日曜劇場
成功するにはリスクを取れって感じがアメリカっぽい
日本だと地道な努力で悪を暴くみたいな展開が多いイメージ
狩猟民族と農耕民族の違い的な

最後の収益分配求めるシーン、良い感じになってる
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塔の上のラプンツェル(2010年製作の映画)

3.4

空飛ぶランタンを見たいっていうシンプルでピュアな目的から、イケメンとの結婚と王女復帰っていう棚ぼた展開

白馬の王子様じゃなくて白馬に追われるチャラヒゲ盗人なのはチャレンジング
とはいえラストは王道な
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TAR/ター(2022年製作の映画)

3.0

ケイトブランシェットの演技が過去最高と高評価だったから観たけど、脚本と演出のわかりづらさが個人的に合わなかった

まず前半の長尺の会話劇で振り落とされてしまい、中盤以降も何か起きそうで特に大袈裟な事件
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.0

王道な展開でエンタメ映画として素晴らしかった

最近メンタルがあれだったから「ありのままでええんやで」ってメッセージがやたらと響いた
自分の心の中の完璧主義の優生思想野郎をぶっ飛ばしてくれる、こういう
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サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)(2021年製作の映画)

3.6

ソウル、ブルース、ゴスペルと色んなブラックミュージックが集結した1969年のフェスのドキュメンタリー
公民権運動以後の時代性を反映した視点にフォーカスしてて、ブラックミュージックの力強さが印象に残った

ラマになった王様(2000年製作の映画)

3.8

幼稚園くらいの頃にビデオ擦り切れるほど見たけど、今見直すとくだらなすぎて苦笑
それでもディズニーのコメディ枠では1番好き

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