登場人物全員が人間臭かった。これまでの作品だと前向きなキャラクターが多かった印象だけど、闇を抱えた眞人、薄っぺらい父親、嫌味っぽいばあさん…本来人間ってこんなだよね
何の情報もなしに観に行ったから、不気味とか、難しいとか観た人の言葉が先行してて、なんとなくジブリっぽくない話なのかな？と思ってたけど、やっぱりジブリらしくファンタジーではあって安心した。まさか戦時中の話だとは思わなかった。空襲のシーンは自然と涙が出た。
あの世界はパラレルワールドなのか、黄泉の国なのか。生と死、弱肉強食、普段ふと考えることもないテーマが胸をついた。
ただ、言えることは悪意をなくしたからといって、平和な世の中になるわけじゃない。そもそも生き物から悪意を削ぐことなんてできない。平和な世界を実現することは難しく、家族とか友達とか、そういった小さな単位で平和を見出すしかないのかな。それが正解なのかも。
オオトリサマとかトトロが大好きな私は、今回の作品にはかわいいキャラは出てこないだろうと半ば落胆していたのだが、ワラワラとインコがかわいくてテンション上がった笑
