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君たちはどう生きるかのCiiiのネタバレレビュー・内容・結末

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

14日の公開日からかなり出遅れて1回目視聴。

そして8月2日、2回目観た。

1回目の感想は、
内容の理解は難しすぎて、きっと宮﨑さんの頭の中そのまま物語にしたような、鳥の種類や建物一つひとつに何かを象徴させているのだろうと思ったけど、それが何かは全く分からず。色んな神話とか学問とかから象徴のモチーフを作ってる?選んでる?んだろうなと。難しい。色んな考察見てると色んなセルフオマージュ的なのが登場してると言われてて自分自身も確かに観ながら思ったけど、シンプルに過去作も確かに宮﨑さんの中に存在してるってことが嬉しかったし、今作で登場してるセルフオマージュとされるものたちが、もしかしたら元々宮﨑さんの頭の中にあった姿形なのじゃないかなってなんとなく感じた。


色々と私の頭では理解は難しかったけど、
ただこの3点は言える。
①宮﨑さんがいかに楽しく好きに描いたのかがとーってもよく伝わりました!とっても楽しそうに笑顔で好きに描いて創り上げてるのがとてもよく伝わった。私はこう好きに創りました描きました!さて貴方はこれからどうしますか?という観客に対する提示?のように感じた。この点において、もののけ姫と正反対の作品だなと感じて、もののけ姫は”とにかく苦しい環境であってもこの世界において貴方は生きる価値がある、何がなんでもとにかく生きてみろ”と言われてるように感じる作品であって大好きな作品のひとつだけど、
今作は”生きる環境は自分で選べる、生きる価値は自分で見つけて時には逃げてもいいしとにかく自分の信じるままに好きに生きなさい”ということを伝えたい作品なのかなと簡単に感じた。

②私の大好きなジブリ作品の要素、作画、物語、美味しそうな食べものとそれを美味しそうに頬張るキャラクター、綺麗な空と緑と光、そして久石さんが創り上げて奏でる音楽。あーーー最高です。もうこれだけで大満足。ありがとうございますという気持ち。

そして③この時代にジブリの新作、宮﨑さんの新作が映画館っていう大きなスクリーンでリアルタイムで観られたことそのものが価値です。
ジブリの知識や色んな考えを持ったTwitterのお友達の考察とか捉え方とかを見たり聞いたりするのがとても楽しくて、今、それをできることがとても幸せだと感じた。


そして2回目観ての感想は、
やっぱり内容理解は2回目であっても難しい。大体のストーリーが頭に入ってて初見でないからこそ、落ち着いて一つひとつの言葉や登場する物事の意味、繋がりを考えながら観ることができたけど、パンフレットを読んでどんなふうに宮﨑さんが創り上げたのか。全てを理解することは無理だとしてもすこーしだけ頭の中覗かせてくださいという気持ち。

パンフレットを読んで、3回目新たに観たいで
Ciii

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