このレビューはネタバレを含みます
事前情報なしジブリ新作!
「なんだかすごいものを見た」「ジブリっぽい」などの曖昧で語彙力のない感想が浮かぶなんとも他の人と話づらい作品でした笑
ストーリーの流れ自体は簡単に作られている一方で、その中で監督?の伝えたいことのメッセージ性がぎゅうぎゅうに詰め込まれすぎていて難解に感じているのだと思うので、何も考えずにジブリとして楽しむのが正解のような気がします。(設定についての説明も少なく、考察の余地ありの部分が多いのもそれに拍車をかけています)
特に今作ではジブリの他作品を意識した構図のシーンが多数あり、ここのシーンはあれと一緒だ!という発見と感動を楽しむのもアリだと思います。
(こどまに似たキャラとか階段を走るシーンは観た人が全員思ったのでは)
劇中の音楽やキャラクターの見た目(顔が大きくて妖怪のようなおばあちゃんたち)、ジャムたっぷりのパンなどジブリらしい要素はいつも通り。
とはいえ、時代背景がきちんとあるためか、トトロやナウシカのような圧倒的な主人公力というかキャラクター性を持ったキャラがいないのは事実です。どちらかというとファンタジー作品なのにキャラは全員クセの強い脇役、のような感じるのが、ストーリーが淡々と進むように思う原因かもしれません。
個人的に好きなシーンは、
主人公とアオサギとの敵のようで味方な関係性と別れ、ヒミの最後の会話のシーンです。
深い親子愛や友情を感じる本当に名シーンだと思います。
ジブリ作品が大好きという方を除けば評価は分かれる作品のように感じますが、映画館で見ることのできるジブリを一度観てみるのはおすすめです!
とりあえずの一番言いたいレビューは一つ。
「アオサギくん、メインビジュアル加工しすぎ!!」