このレビューはネタバレを含みます
とにかくついていくのに必死だったが、
セルフオマージュ/オマージュがいっぱい出てきて「宮崎駿がこれを遺作に、全てを書き切ろうとしている...」という万感の思いの中観れた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
▼個人的な解釈
・塔に招かれる人間
夏子と眞人の共通点は、「身体的なダメージ」＋「罪悪感/葛藤のようなもの」？
L眞人の葛藤
母を助けてやれなかった悔しさ。
義理の母に対する複雑な感情。
L夏子の葛藤予想
-------
眞人母が生きている時、眞人母を呪う(いなきゃよかったのに、的な形)
↓
眞人母死後、自分がいい思いをする。(眞人との部屋の差、父とのイチャイチャを眞人が見てるの知ってたよね)
ただ、眞人の頭の傷を見て、良心の呵責を起こした？ここで呪った自分を呪う？
↓
生と死の間の世界で、呪われた身のような格好に
-------
※キリコとヒミは、最初に生と死の狭間の世界にいて、望んで現実世界に来た人間。
・大伯父の正体
生と死のバランスを司る神のような存在か。
Lエデンの園のようなところにいる。また、キリスト教だと鳩は神の遣いであり、鳩の王様が登場していたことに相関？
L賽の河原で石積みをしているようでもある。
L大伯父までの道が、神への道だった。
(神社の鳥居のような石をくぐる→モスク・教会のような廊下→エデンの園)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ここまで「生と死」を描ききったものをあまり見たことない。すごい！同時に、自分がちゃんと理解できてない部分があるのが歯痒い。分からないけど、感性が動かされる。きっと生きていくうちに理解できる部分も出てくるだろう。
私も良い石の配置思いつけるように精進します、、。
