このレビューはネタバレを含みます
観た後に人と話さずにいられないような、はたまた自分の中だけで発酵させて噛み砕きたいような不思議な気持ち
なんだァこれ、、、、
宮崎駿って何考えてる人間なんだ？
想像してたものと全然違った
「君たちはどう生きるか」じゃなかった
ジブリの新作を長らく見てなくて忘れてたけど、そういえばいつも初見の時にギョッとしたり置いていかれたりしながら、何回も見ていくうちになんとなくなんとなく咀嚼できていくような感じがあったよな
ポニョで水が魚群になるシーンとか思い出した
鳥がなんでここまで悪者になってるんだろう
宮崎駿の次の世代が沢山関わって、宮崎駿の手を離れつつあるのかな
随分と「ジブリ」「宮崎駿」から想像していたものと違う
火事の視界のシーンやその時の周りのモブのシーンで説得力のある新しいことやってるなと思ったら、階段の登り降りの慌ててるところとかは既存のジブリの作画のかんじが戻ってくる
というかアニメーションうますぎ
エンドロールそのものがもはやもうひとつの見どころになってる
Ufortableが入ってたのわかる
エフェクト描いてそう
キムタクと菅田将暉の声わかりやすい
他は誰もわからなかった
主人公の声だれ？
やっとこの映画見れたけど、公開初日満杯の映画館で全員が初見の公開日にみんながどんな思いで劇場を出たのかものすごく気になる
みんなどうやってこの映画咀嚼したの？！
公開当時パンフレットも売ってなかったなんて、ほんとうに考える手がかりが少なくて面白い
私が見た時あんまり席も埋まってなくて、みんな黙ってシアターを出て行ったけど、これ、むしろ見ず知らずの人と感想を共有してみたい
12/1追記
時間をおいてもう一度見た
前回？？？？？ってなってた部分をもう少し落ち着いてみることができた
いろんな匙加減がからくり時計みたいにいろいろいろいろ絡まり合いながら流れができている
インコの可笑しさ、老人の静謐さ、青鷺の狂言回しっぽさ？
もう言いたいことはこれで言えてるのかな
でもあの人は多分きっとまだ作るな
12/18追記
NHKのプロフェッショナルを観た
これを見ることによって解釈が限定されそうという覚悟の上で見たけれど、やっぱりそんな感じ
あの難解な映画を番組として解釈宙ぶらりんにはできないよね、とか色々考えてしまったけれど、ちょうど前日ジブリ美術館に行ったりスタジオジブリそばに行ったりしていたので感情移入は免れない
番組を見てる間に何回か「（人として）歪んでんな〜〜」と口をついて出てくるくらい
ひとさじもふたさじも狂気が入ってないとやはり作品という化け物は化けないと思う
