考察とか解釈とかは一旦ぜんぶ置いておいて、まずおもしろかった!抽象的な表現や細部にわからないことはいくつもあるけれど、だからといって楽しめない作品ではないです。
子どもの頃に観たかったという気持ちもありつつ、わからないことはわからないままに、素直にその物語を受け取れた子ども時代の感覚を忘れたくないなあとも思う。
じきに火の海になる世界だとしても、わたしはいまいる世界で自分にできることをやっていきたい。
世界の秘密を見せてもらったようでいて、自分にはぜんぜんわからなくて、でもこの世界はそこで生きていく価値のあるものなんだと思わせてくれた。
眞人が持ち帰ってきた石みたいに、子どもたちにとってはいつか忘れてしまうだろうこの物語が、自分の世界と人生を生きていくことを後押しするものになればいいな。