このレビューはネタバレを含みます
御大のほぼ長編遺作であろう作品にあんまり言いたくないけど、イメージの源泉かけ流しとしては、千と千尋の方が、絵自体の瑞々しさでいったらカリオストロの方が、狂ったビジュアルイメージで言えばポニョの方が、8 1/2的な創作の葛藤を白昼夢のような破綻で表現するのも風立ちぬの方が、などなど過去作の方がどれも良かった
イメージ的には過去作で見たものに近いものが多くてそこまで驚けず、評判で想像したほどストーリーの破綻も感じないというか、不思議の国のアリスやらリトル・ニモやらそれこそ千と千尋やらこの手のアニメの型の中にハマってるような気もしてしまう
もののけ姫や千と千尋や風立ちぬの方がもっとストーリー的に破綻していなかったっけ
自分の感性や知識的にあまり掬い上げられてない要素が多いのかも知れない
・アオサギの中身が手塚治虫みたいなブツブツのデカっ鼻なのは気になる
・リトル・ニモの語り直し感
