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君たちはどう生きるかのpayaudonのネタバレレビュー・内容・結末

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

むっっっっず!
全部説明されないメリットとデメリットをめちゃくちゃ感じた映画。

終わった後、隣のおばあちゃんしっっっっかり首傾げててわろた
わかるよ、その気持ち。
トイレでも女性二人組が「わかった……?」「やぁー、まあ、なんとなく…………いや、やっぱわからんな」って話してて面白かった
解釈は人それぞれってことよね

ここから私的な解釈

主人公が誘われた目的は後継→わかる
あの場所は冥界のようなもの→わかる
火の子は主人公の母→わかる
アオサギは使者→わかる

あの世(オウムがいた世界)の住民もワラワラのように生まれ変れるというより、この世(主人公が元いた世界)に来ることが可能。
でも、戻れない(手を離すと扉が見えなくなるから)

あの世では穢れや悪意は禁忌
この世は穢れや悪意がつきもの の考えから
この世に来て手を離すと言うことは穢れに身を委ねることだから扉が見えなくなるのかな?

⚫︎子ども姿のお母さんもキリコさんも自ら選んであの世にいた?
お母さんがこの世に生まれたのは後継がなくてあの世が崩壊したから逃げた、という流れだと仮定しても
どうして主人公やなつこさん(母の妹)が身内だとわかったのか。
主人公が来た時点でお母さんの運命が確定したのか?
キリコさんも?
⚫︎ おばあちゃん6人衆のお守りはなんだろう。
キリコ(ばあちゃんの姿)さんがあの世に2人同時に存在してしまったから一時的にお守りという形になったのかもしれない。
この世に戻ってきたらお守りから人間になったし。

あの世が崩壊しても、この世は崩れないし
あの世とこの世が干渉することはなかった可能性が
ある。

叔父は積み木を積めって言ってたけど、それは世界創造の揶揄みたいなものなのかな?
なんにせよ、叔父が求めた悪意なき世界は存在できず、理性を持ったなにかが理性を持った何かと交わる時、そこに必ず感情が生まれ、好意・悪意が生まれる。
悪意がある世界でも、生き方は君次第、的な?しらんけど。