このレビューはネタバレを含みます
スカッと楽しい映画
キャシーネキ強すぎる
ネタバレ全開です。
キャシーネキは目覚めた能力のせいで縁もゆかりも無かった美少女3人の命を救うことに。
その後も何の得もないどころか、誘拐犯と間違えられてしまったのに、これが大人の責任やと言わんばかりにエゼキエルから彼女達を守ろうと行動する。
なんて漢気なんだ…
助け方は未来予知した最悪の場面を回避するためにキャシーネキが色々行動するわけだが、何でそんなに思い切りが良いの！
女の子達を助けるためには一切の迷いなくタクシーをかっぱらい、ダイナー救出作戦では「しゃらくせぇ！」とばかりにエゼキエルに車でダイレクトアタックだ。
貴女ただの救急隊員では？
実はエゼキエルとネキも運命の糸に導かれたただならぬ因縁があるわけだけど、ペルーに謎を解く鍵があることがわかると「ちょっとペルーまでいってくる。留守は頼んだベンよ」と普段着姿で現地直行。
何て行動力だ…
そんなキャシーも実は人には言えぬコンプレックスが。
「親に愛されてなかったかもしれん…」とここまでの行動力を持ちながら運命を受け入れる覚悟ができないご様子。
でも助産師さんから過去のビジョンでもって母の愛は強かったことと、キャシーママもまた運命は自分で切り開く行動力の持ち主であったことを示してもらうとキャシーネキ感涙。
未来予知をコントロールできるように。
娘達を救いにアメリカに戻ると既にエゼキエルの魔の手が！
ピタゴラ的にやってきた救急車を「借りるぜ…」と躊躇なく拝借。
姉御、カッコ良すぎるよ。
どんだけ、人生覚悟完了してるんですか。
人命の前では犯罪なんて小事だ小事！
この辺から、私にはキャシーが女性版シュワルツネッガーかザ・ロックに見えてきたよ。
腕力の代わりに未来予知で敵を叩き潰す！！
未来予知でルートは完璧。
救急車でエゼキエルにダイレクトアタックだ！！
いや、爆笑しました。
エゼキエルに勝ち筋が見えません。
自分はMARVEL偏差値30位なんでエゼキエルの能力は存じ上げないですが、映画序盤では強そうに描写されてたのに今じゃ見る影もない。
対予知能力者だと防戦一方になって活躍の機会もほぼ与えられない。
ラストバトルでも「一人でも死んでくれれば予言回避や！」と勝ち誇る姿を横目に能力覚醒であっさり救出。
その後はピタゴラトラップでエゼキエルを仕留める。
「お前は娘達に殺されるんじゃない。私に殺されるんだ。」
渋すぎるだろ、空条承太郎か。
最強女傑ヒーローオリジン最高でした。
ソニーさんは評判に負けず、ぜひ今作を活かして盛り上げて下さい。
キャシーネキが良すぎたけど、スパイダー娘達もカッコ良かったし、変身前も皆様美人で眼福でした。
アダムスコットは何でも出来ちゃうな。
善人役だとストレートにハンサムで良い。
ベノムやカーネイジでも感じたけど、ソニー作はこれぞエンタメってストーリーの作品が多くてMARVEL偏差値が低くても見やすいのでありがたい。
脚本がクソ？否定はしませんが場面場面キャラが活き活きしてるし、このくらいの方が気楽に楽しめるとですよ。(ランペイジとかメグ2とかも怒られてたのかな)
ミステリーとは何だったのか？それはホントに何だったんでしょう…アメコミヒーローオリジンの良作でしたね。本格ミステリーを期待された方は怒るの無理ないかも？
