WAR太

マダム・ウェブのWAR太のレビュー・感想・評価

マダム・ウェブ(2024年製作の映画)
3.7
マダムウェブと三人のスパイダーガール誕生の物語

本国での過去最低興行収入と脚本への酷評、そして主演女優のダゴダが二度と出ないなんて言うくらいの映画って事でかなり身構えながら見ましたが個人的には結構好きでした。

確かにスパイダーマンと言うかヒーロー、ヒロイン映画に求めている派手な戦闘アクションやCGは無くサスペンス物に近い映画でしたし脚本が滅茶苦茶で思い入れを作れる場面も無ければ、登場人物たちの行動規範が全く分からないのに壮大感を出していたりと駄作と言われる要素はかなりあります。
今までサムライミ版からアニメスパイダーバースまで培ってきた「スパイダーマンは分かりやすく面白い」というイメージはモービウスと今作マダムウェブで消えました。

しかしながらマダムウェブ演じるダゴダを始め三人の未来のスパイダーガール達は中々キャラがそれぞれ立っていて言ったらアレですがちゃんと可愛くカッコよかったと思います。
個人的にはジュリアが可愛くて好き。多分オタク男子みんな好きになる。

この映画単体としては駄作と言われてもしょうがないと思いますがいい方向で考えれば言わばモービウスも含めて未来への投資だと思います。
スパイダーマンユニバースでは次にクレイヴンハンターですがそれはそれで楽しみですし何よりいつかスパイダーマン達と協力・もしくは戦う事を考えればかなり楽しみです。

ユニバース計画頓挫しないといいな・・
シニスターシックスの計画だと今作ヴィランのエゼキテル入る可能性高そうだし興行収入悪くても頼むから続けてくれ。
WAR太

WAR太