SANKOU

シティーハンターのSANKOUのレビュー・感想・評価

シティーハンター(2024年製作の映画)
3.9
戦闘能力は抜群で射撃の腕前も神がかっているが、美女を前にすると鼻の下を伸ばしてデレデレになってしまうシティ・ハンターこと冴羽獠。
このキャラクターの二面性を、アニメファンでも納得するぐらいに鈴木亮平が見事に演じ分けていてびっくりした。
特にコルトを華麗に操る姿と、凄みをきかせ敵を威圧する姿と、くだらないギャグを連発する姿のギャップが面白い。
任務中に殺された兄の復讐に燃える香を演じた森田望智も役に憑依していた。
ストーリーはオリジナルだが、まさに現代のシティ・ハンターという趣で、まったく古さは感じさせない。
が、駅構内の伝言板は健在。
冴羽獠は人気コスプレYouTuberにもデレデレ。
そして謎の人を凶暴化させる薬が出回り、歌舞伎町は一層治安が悪くなる。
これ一作で終わらせるにはもったいないくらいで、是非続編を希望したい。
実写だがかなりアニメーションに近いダイナミックさがあり、いつも突然現れる100トンハンマーがこんな形で使われるのかと、ラストに流れる『GET WILD』と共に感動させられた。
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