殺人に関する短いフィルムのあーのレビュー・感想・評価

色に拘るキエシロフスキが今作で選んだのは「黄色」
鼠→猫→ヒトのオープニングからラストまで美しさと汚さが両立してるような映像が凄すぎて開始10秒で一気に映画内に惹き込まれた
哲学的・文学的な映画を撮らせたらこの人に勝る人はいないんじゃないかと個人的に思ってる
誰もが他人に優しくない世界で起きた殺人事件に巻き込まれた人たち
唯一善心をもつ人も救われない
でも加害者とその側についた人が救われないことが被害者にとっては救いでありそれが正義だとしたら正義は悪の上に成り立っている部分もあるのかもしれない

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