『遊郭編』は配信でもDVDでも観ればいいのに、『刀鍛冶の里編』はもう少し待てばTVでやるのに、、、。やっぱり観にいく。
あの『遊郭編』の十話、あの神がかった作画を大画面で観てみたくて、『刀鍛冶の里編』がいち早く観れることよりも、ほぼその好奇心だけで。
「渾身の一撃じゃ足りない!その百倍のぉぉ力を捻り出せぇぇぇ!!」
もう、もう。感無量。初めて観た時の衝撃が大画面で甦る、感激。この十話は特殊効果とかを超えて、何かの魔法がかかってる。1秒たりとも目を離したくても離せない。そんな衝撃がここにある。
まだまだ柱に比べれば未熟な炭治郎たちが音柱の宇髄天元と共に、上弦の鬼に立ち向かう。
毎回、何度観ても、この竈門炭治郎の人間性の清らかさ、真っ直ぐさに心打たれる。
鬼舞辻無惨からすれば、彼が嫌いなモノの集合体みたいな存在、竈門炭治郎。恐ろしく清らか。
彼を見てるだけで心が洗われるような、明日から仕事頑張らないと思えるような、ちっぽけで未熟な1人の人間にも意味があると思えるような。
世の中が彼のようなヤツばかりならとすら思える。
直向きさ、真っ直ぐさ、真剣さ、真面目さ、そして、どんな絶望的な状況でも考えて考えて絶対に諦めない頑張り屋。
彼の一挙手一投足すべてに感動させられる。
善逸にしろ、伊之助にしろ、炭治郎のその熱に動かされる。
そして、それは長年鬼殺隊で看板張ってる柱をも動かす。
まだまだ未熟な彼らが上限の鬼と対峙し、その爪痕を残す『遊郭編』。この十話が観れてもう胸いっぱい。
と思ったら『刀鍛冶の里編』の第一話。
これもこれでとんでもないオープニングだな。
あの鬼舞辻無惨の城、この描写。これはこれでまた新たなアニメ史に残るインパクト。
もう、音を立ててアニメの作画が日々進化してることを感じる。
ufotable、ちょっと凄すぎるな、おい。
この第一話は、初めからこの劇場の大画面に耐えられるように計算尽くしで、この編のオープニングを飾る予算を投じたことは明白だとしても、こんなに1分1秒足りともワクワクドキドキしない時間がない。
「あぁぁぁぁ、乳房がぁ、こぼれ落ちそうですぅぅ〜」
甘露寺さん、さすが。“動き”がある分、コミックよりも映えると言えるキャラクター。色々先を知ってても、いや、先を知ってるからこそドキドキ止まらない。
個人的には禰󠄀豆子一択だが、甘露寺さん、あなたの王道の艶っぽさ、嫌いではない。
コミックは完結してるのに、映像化の方はTVアニメと劇場版を勿体ぶってなかなかサクサク出てこないし、何かとこんな仕掛けで小出し小出しでジリジリさせてくるが、楽しみにしてしまう。
強いて言うなら勿体ぶりはするが、あれやこれと仕掛けて作り込んで小出しで披露してくるが、余計な引き伸ばしはしない、その分本当に完璧な出来でやってくる。それはこのシリーズの良いところだと思う。
悔しいが、楽しみで仕方ない。それが『鬼滅の刃』の映像化。
鋼鐵塚さん、炭治郎の刀、作ってやって。早く。
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