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あぶない刑事フォーエヴァー THE MOVIEのmatchypotterのレビュー・感想・評価

3.6
『フォーエバー TVスペシャル』を(間違えて)観た直後に一気に。
タカ&ユウジ、ついにテロリストの本丸と激突。

《ご長寿の映画》Part.Ⅴ、Vol.9。
この企画としては9作目。『あぶ刑事』シリーズの遡りとしては、4作目。『あぶ刑事』としては半分、かな。

この企画、今回ちょっと手広く行き過ぎてるかな。全部を全部、今回だけで観切れる自信、ナシ。

『フォーエバー TVスペシャル』で、テロリストが何やら“ハマ”に大量の武器を密輸しているという話が舞い込み、それに対処するタカ&ユウジら横浜署メンバー。

城島なるテロリストメンバー1人に翻弄させられ、そこで全てを解決することはできず。
その追跡がこの劇場版で展開。

話が大きくなり、テロリストの本丸がついに“ハマ”に上陸してくる。

ユウジ、TVスペシャルではネクタイが大きな“5”だったのに、この劇場版では大きな“4”、何なの、マジで超オシャレ。
このネクタイ、どっちも、連番で欲しい。

さすが劇場版。TVスペシャルよりもスケールがデカい。
TVスペシャルは規模や人員がこじんまりしてる分、“いつメン”達の機動力や、その“いつメン”の活躍、というかぶっ放しまくりの展開重視。

それに対して、この劇場版は話のスケールと敵対する相手側が人員含めてグレードアップしてくるので、“こちら側”はやっぱりフロントのタカとユウジの活躍にフォーカスしてくる。

このTVスペシャルと劇場版のバランス、良いね。

相手側、というか、加藤雅也が出てきた瞬間、なんか“ピーンッ”ときちゃう分かりやすさもありつつ。
途中でシレッと中山ヒデちゃん、庵野秀明出てくるほど細かいところにまで変に層が厚い。

でも、TVスペシャルでは竹内結子、この劇場版では本上まなみ、このヒロインの流れ、素敵。
最後の本上まなみ、逼迫してるのにキュート過ぎる。

こっち側は、ユウジと透を中心にコメディ調も忘れず、というか、今回は割と強めに。
物騒でそこそこ規模も被害も大きく、サスペンス性も強い話だからこそ、その分コメディ調を“わざわざ”強くしてくる。

この辺りがやっぱり“あぶ刑事”。素敵。
普通はこんな捜査や、銃撃その他のやりたい放題は組織として断じて通用しない。

だけども、破天荒な彼らだからこそ。
というか、周りが釘を刺してはみるものの既にそんな彼らに半ば諦めてる感じでどんどんどんどん首を突っ込む2人。

本当に40代後半なのかよ、この2人。
動きは明らかにその年代よりシャープで大胆でお茶目。放つ色気はその年代よりもダンディ、、、不思議、というかもはや意味不明。

なんやかんや、あれこれウダウダ言って先輩2人に抵抗する透。
でも、後半はだいたい諦めて彼ら2人に手を貸して倉庫から勝手に銃器持ち出して渡してしまう透。

この透、タカ&ユウジの定番に加えての定番の流れであることがよくわかった。

「100億のぉ、寝心地ぃ、ちょっとぉぉ、、、固い」
「俺たちに手榴弾は通用しねぇぞぉぉ」
「ベイブリッジのロープを撃ち落として止めよう」
やっぱりユウジ、最高。
“Easy come,easy go”。

そして、何回も言うけど、毎回、“シャーク鷹山”“ドルフィン大下”とか言い合いながら現場の刑事2人でどうこうする相手ではない。
でももう、4作も観たら“真打登場”で「It's show time!」を観ないと終われなくなってきた。

浅野温子と木の実ナナの破壊力も忘れられない。
わざわざ後半の話の佳境で2人でドリフみたいなコントやってて笑う。

“元から外せよ”の件、透の電話の件、しっかりTVスペシャルからネタ引っ張ってる。TVスペシャル観てて良かったと思えた瞬間。

※24年3月、映画オススメブログ、始めました。
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