2005年。
先日観た次の『さらば』から遡ること11年前、最新作の『帰ってきた』から遡ること19年。
もうこの時点で歴史の厚みがスゴい。このシリーズ逆走の遡り計画、面白い。
そして、いつでも、どこでもカッコいい2人。
タカ&ユウジ、何回も言うけど、“まだまだ”言うけど、やっぱり最高。
《ご長寿の映画》Part.Ⅴ、Vol.6。
2人とも50代中盤ぐらい、まだまだ現役バリバリ感が出てる。
若々しくはないが、大人の色気をムンムンと身に纏っている。あぁ、こんな大人の男になりたい。
柴田恭兵、またしても。
このシワが逆にカッコ良く映えてるツルツルしてるスーツ、どこで売ってるのって。欲しい。
冒頭から舞台は韓国の“釜山”で、2人が別々に“覆面捜査”してて、“核弾頭”の取引を阻止する。
どうなってるんだ、いきなりめちゃくちゃ規模デカい。
それでどさくさ紛れて横浜まで戻って来たら、そのまま犯人側との関与を疑われたりして逮捕されたり、軟禁されたり。
舞台もスケールデカく、容疑者扱いのようなことまでされるピンチにも巻き込まれる。
そんな今回から後輩の透がついに課長に昇進しているが、そんな中、佐藤隆太、窪塚俊介、水川あさみなど、当時の若手が脇を固めて、いつものメンバーに加えて彩と機動力を加える。
加えてる、けれど、加えなくても、相変わらずのタカとユウジ。
優しく女性を包みながら糸口見つけるもすぐにぶっ放すタカ。
飄々としながら大胆で、走りに走って追い詰めるユウジ。
まさに「It's Show time!」。
本当にあのハーレー、急にどこから調達して現れたのか、タカ。
浅野温子、薫、もうこの頃から全力でハミ出てる。
2人に容疑がかけられ、とんでもない数の警官に追われ、とんでもない数のお客さんがいる路上の大道芸イベントに逃げ込む。
挙句に最後はスタジアムのJリーグの試合中を背景に大捕物。
このエキストラの数、マンパワー。東映と日テレ、Vapのこのシリーズに賭ける思いが伝わってくる規模のかけ方。
シリーズを逆走しても全然問題ない。
むしろ、どんどん若返るので、色んな人の未来を知りながら過去に戻って過去の立場、役職や立ち回りの変遷や歴史の厚みを感じながら観れる。
このシリーズはこのやり方、これはこれで面白い。
立場は変われど、タカ&ユウジや“いつメン”のスタンス、ポリシー、性格は変わらない。
まだまだ2人も年齢的にもガンガン走ってて躍動感もある。
だけど、なんだろう、最新作の最近の方が歳は取ってるけどパワフルというか、大胆というか、無茶苦茶加減は加速している気がする。
そういう意味ではこの頃はまだ“普通のあぶない刑事”なのかも知れない。
とはいえ、とんでもない相手に臆することなく拳銃片手に無謀に飛び込んでいく破天荒さと突破力は変わらない最高のコンビだけど。
最後のタカ&ユウジ&透のドタバタ劇も最高。最後の投擲は無理がないかなとか、佐藤隆太、、、とか野暮なことは言わない。カッコいいからそんなことどうでも良い。
どの年代で観てもいつでもめちゃくちゃカッコいいな。渋い。お茶目。惚れる。
次の遡りも楽しみだ。
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