このレビューはネタバレを含みます
キムヨンミン目当てで見ました。
不倫する旦那とか、金持ち社長とか、最近では一癖ある悪役系の役が多い彼ですが、この映画を見始めた時は「これは善良なキムヨンミンのパターン！」って思いました。
しかし…違いましたねぇ…
徐々に「なんでこの人、ウォルが亡くなったことをそんなに悲しんで、兄の復讐に協力的なんだろ…」って思い始めて、極め付けは「日曜に来る人…それってもしかして…」でしたね。
個人的に「今回のキムヨンミンはいい人だろう」って先入観があったので、必要以上に裏切られました。風呂場での殺戮シーンで「こいつ犯人だな」は確信に変わりますが、この場面でのサイコパスっぷりがとてもよかったです。
映画としては、狂人たちによる暴力満載の陰鬱な映画でした、いい意味で。後半、情報を握る最強の暴力系新キャラ出てきて、暴力シーンは俄然盛り上がります。
ウォルはただただ可哀想。お金も養育力もない家庭で発達障がい児を育てるってかなり厳しい。国や自治体のサポートって最も受けられないもんなのかな？兄イルだって生きてくのに必死だからウォルのこと大事に思いつつも邪険に扱ってしまっていたんだとと思う。その自責の念が、あそこまで復讐心をかりたてたんでしょう。
…と、映画としては楽しめましたが、善良なキムヨンミンには出会えず、むしろ真逆でした。そろそろ善良なキムヨンミンの役どころが見たいんですが、叶わぬ夢なのでしょうか？
GOT7の主役の彼、知らなかったのですが一人二役でとてもいい演技してます。坊主じゃない他の作品観たいな！と興味持てるくらい魅力的です。
