組織の罠に嵌められ恩師を殺してしまった殺し屋が、遺された恩師の息子と共に復讐に走る話。
「ステイサムのアクション映画ってポスターからしてどれも似たり寄ったりでどれがどれだか分からない」と何かしらでいじられてるのを見てしまったが、本作はその中でも一際光る個性を持った独特の映画かと思います。
父を殺した仇が目の前にいる男とは知らずに共に行動し、修行してもらう奇妙な師弟関係。
いつか破綻する2人の決着の付け方がかなり大胆で驚かされる。
アクションはそこまでスケールは大きくないが、一人一人の殺り方がなかなかに凝ってて印象的。
鏡越しに撃ったり、放り投げて車に轢かせたりと多彩。
全体的に力技ではなく、頭を使った騙し合いサスペンス風味の戦い方でゾクゾクさせる。
「左側のソファに銃を隠した。それを使え。」
「俺は左利きじゃない。」
「じゃあ死ぬか？」
ズドン！
…の一連の下りはクールで好き。
